大王降臨。史上最大級のエジプト展・ワールドツアーが日本初上陸!
エジプト政府公認展覧会。
エジプト史上「最も偉大な王」と称されるラムセス大王(ラムセス2世)とその時代にまつわるエジプトの至宝180点が期間限定の特別展として来日します。本展覧会はエジプト政府公認の展覧会として、史上最大級の展覧会であり、エジプト考古最高評議会特別支援のもと、貴重な宝物を展示します。本物の遺物・芸術品がこれだけの点数集まるのは極めて異例。まさに一生に一度の機会をお見逃しなく!
エジプト政府公認展覧会。
エジプト史上「最も偉大な王」と称されるラムセス大王(ラムセス2世)とその時代にまつわるエジプトの至宝180点が期間限定の特別展として来日します。本展覧会はエジプト政府公認の展覧会として、史上最大級の展覧会であり、エジプト考古最高評議会特別支援のもと、貴重な宝物を展示します。本物の遺物・芸術品がこれだけの点数集まるのは極めて異例。まさに一生に一度の機会をお見逃しなく!
エジプトに新設された大エジプト博物館(GEM)のゲートをくぐり最初に対面するのは「ラムセス大王」の巨像。ラムセス大王はエジプトが最も栄えたと言われる時代を統治した、エジプト史上「最強のファラオ」と言われています。エジプトを最も長く治世し、歴史上初めて敵国との間で和平を協定し、アブシンベル神殿をはじめとする多くの巨大建築物をつくり、100人以上の子供をもうけ、その時代に人を超えた「神」として崇められた、エジプトのファラオを代表する「大王」に会いに行こう!
3000年以上前につくられたにも関わらず最高の状態に管理・保存されているアーティファクツ・芸術品に触れるほど近く目の前で鑑賞することが可能です。写真撮影ももちろんOK!
迫力ある貴重な宝物の醸し出すオーラは比類のないものですが、同時にラムセス大王とその時代を最新のバーチャル・リアリティー(VR)やCG、プロジェクションマッピングであらゆる世代の皆様に分かり易く説明します。これまでの展覧会とは異なる画期的な展示を是非お楽しみください!
至上最高の古代エジプト展とも言える今回の「ラムセス大王展」。180点に及ぶ展示品は、通常は日本で見る事が叶わない貴重なものばかり。中でも最も貴重で重要な展示品は「ラムセス大王の棺」。レバノンスギで作られた棺は美しいカーブを描き、その顔はラムセス大王の強靱さと慈悲、強い意志と情熱、そしてエジプトの人々に愛された史上最強のファラオとしての威厳に満ちあふれています。とても3000年前につくられたとは思えない高い芸術的価値と美しさを、是非その目で確かめてください!
ラムセス大王展の展示品の品質と「一生に一度」の展覧会の魅力は折り紙付きです! エジプト考古学の世界的権威で、世界で最も有名なエジプト考古学者であるザヒ・ハワス博士がワールドツアーのグローバル・キュレーターとして本展覧会を監修。さらに、ザヒ・ハワス博士とも親交が深く、日本のエジプト考古学の第一人者である吉村作治先生がジャパン・キュレーターに就任! 2025年、古代エジプトの魅力のすべてがラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyoに集結します!
ザヒ・ハワス博士
吉村作治博士
この石灰岩の巨像は、両手にメケス(パピルスの巻物を入れるための書類ケース)を握りしめて立つラムセス2世を表している。ネメス(王のみが着用する縞模様の頭巾)をかぶり、付け髭をたくわえ、プリーツスカートをはくためのベルトには短剣が差し込まれている。この像により、偉大なファラオとしてのラムセス2世のイメージは不朽のものとなった。この作品がエジプト国外で展示されるのは本巡回展が初めてである。
第21王朝時代、プスセンネス1世に仕えたウェンジェバエンジェド将軍のマスク。このマスクから醸し出される柔和でおだやかな表情と対峙すれば、私たちはただ言葉を失うばかりであろう。神々の血肉とされる金と、目にはガラスの象嵌(ぞうがん)が施され、いわば理想化された死者の肖像が描かれている。永遠の命が吹き込まれるようにと祈念されつつ、この黄金のマスクは将軍のミイラに被せられたのであろう。
カルナックにある、いわゆる「隠し場」からは、何千体もの彫像が発掘されている。そのなかには片岩で造られたラムセス2世の彫像もあり、ひざまずいて両腕を前に伸ばしている様子が伺える。新王国時代に登場したこのタイプの像は、王の儀式を聖化する役割を果たしていた。神殿で見つかったこの彫像には、ラムセス2世が小さなナオス(祠堂)を持ち、その上方にアメン神 、ラ ー ・ ホ ル ア ク テ ィ( ハ ヤ ブ サ の 姿の太陽神ラー)、そして子どもと思しき絵が描かれている。また、足元のヒエ ロ グ リ フ に は「 ラ ム セ ス 、アメ ン から愛されし者」と書かれている。この作品がエジプト国外で展示されるのは本巡回展が初めてである。
黒色花崗閃緑岩でできたラムセス2世の胸像。古代エジプトの都市ペル・ラムセスの石を流用して造られた首都、タニスのアムン大神殿で発見されたものだ。トリノ・エジプト博物館にある像と同様なタイプのもので、王座に座る王の像の一部である。薄い麻布から透ける身体などの細かなディテールは、ラムセス2世の治世初期の作品に特有のものであり、ここには父であるセティ1世時代の作風の影響が垣間見える。ラムセス2世はヘカ笏(鉤の形)を持ち、ウラエウスをあしらった髪飾り、太い襟飾り(ウェセク)、ウジャトの眼をかたどったブレスレットを身に着けている。
1940年2月16日、ピエール・モンテによって発見されたプスセンネス1世の墓には、驚くほどの財宝が収められていた。そのなかにはラムセス2世の火鉢だけでなく、古代エジプトでヘスとして知られていたこの美しい水差しもあった。これは献水に必要 な 水 を 入 れ 、注 ぐ た め に 用 い た とされている。正面に刻まれた碑文に「完璧なる神イアフメス1世、アビドス の 主 オ シ リ ス に 愛 さ れ し 者 」と あることから、これが第18王朝(紀元前1550年頃)の初代王、イアフメス1世に捧げられたものだとわかる。
1888年、メンフィスのプタハ神殿で発見された、ピンク花崗岩でできた巨大な頭部。プタハとは創造神であり、ラムセス2世の治世下で特に重要視された鍛冶や職人の守護神のことだ。頭には上エジプトの支配者であることを象徴する白冠をかぶり、また偽髭をたくわえており、その凛とした表情となめらかな曲線は、きわめて威厳のある王としての姿を醸し出していると言えよう。この像は、古い時代の王家のイメージを、ラムセス2世が自分のイメージに合うよう大きさを変えて流用したものだと考えられている。じっさい、こめかみに向かってわずかに傾斜した目、下向きにカーブした涙管、かぎ鼻、かすかな微笑みなどは、ラムセス2世の顔立ちとして特徴的なものだ。この作品がエジプト国外で展示されるのは本巡回展が初めてである。
プスセンネス1世の名を冠した襟飾り。宝石をちりばめたこの装飾品の重さはなんと8kgにも及び、5段に並んだ約5,000個の輪と、小さな鐘があしらわれた鎖で構成されている。まさに金細工職人の高度な技術が施された最高傑作と言えよう。プスセンネス1世は、第21王朝(いわゆるラムセス王朝)の後継者のひとりであり、タニスにある彼の墓には、桁外れの量の財宝が収められていた。
第22王朝シェションク2世の墓には、金箔が施された繊細なカルトナージュ(亜麻布やパピルスを石こうなどで固めた材料)の棺が収められていた。丹念な修復作業を経て、現在、このカルトナージュはほぼ復元されている。タカの頭を持つ王が、両腕を胸の上で交差させた状態で笏を手にしているさまがはっきりと見て取 れ る で あ ろ う 。ま た 、王 の 臓 器 を 守る女神と、天空神ホルスの息子たちの姿も描かれている。永遠の生命を求めた王家のミイラは、エジプトの神々たちによって護られてきたのだ。
この見事な鏡は、センウセレト2世(古代エジプト中王国時代)の娘であったシトハトホルイウネト王女のものだと考えられている。彼女はファイユーム近郊エル・ラフンにあるセンウセレト2世のピラミッドの傍にある竪穴墓に埋葬された。墓は盗掘されていたが、一部の副葬品は奇跡的に見落とされていた。さまざまな宝飾品に加え、金、銀、琥珀金、黒曜石で作られたこの鏡は、金細工職人による傑作とされており、磨かれた銀の円盤と、パピルスの茎の形をした黒曜石の持ち手がついている。またその持ち手には牛耳があり、目にはラピスラズリが使われていることから、「愛と喜びと音楽の女神」ハトホルの頭があしらわれていることがわかる。
このオストラコン(文字や絵が描かれた石灰岩の剥片)は、王家の谷で発見されたもの。戦車に乗ったラムセス4世が恐怖におののく敵兵の髪をつかんでいる様子が描かれ、王の好戦的な一面や、王としての権威、また敵対勢力を支配する絶対的な存在であることが描かれている。